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根っこからの食いしん坊がつくる野菜
自分が食べておいしいものを届けたい。

根っこからの食いしん坊がつくる野菜
自分が食べておいしいものを届けたい。

大変な時期を過ごしたから、今がある。

私は、福岡県北九州市の出身。大学進学を機に、関西へ。
さらに、就職で関東へ。
理系出身なので電機メーカーやシステム開発会社などの職場を渡り歩いてきました。
いずれも共通して言えることは、過酷な労働環境だったこと。
今では笑い話で すが、20代のころは残業、徹夜、
窓のない職場での仕事など、今とはかけ離れた生活を送っていましたね。
社会の理不尽さも知った時代でした。荒波に揉まれたぶんだけ、
随分と鍛えられたと思います。何が起きても「ガハハ!」と、
笑い飛ばせるくらいの度胸はついたかな?転んでも、ただでは起きない性格です。


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食べるのが好き、太陽のもとで働きたい。

 
退職後に旅したインドやスリランカ。そこで「本当の豊かさってなんだろう?」
「次は太陽のもとで働きたい」などと考え、たどり着いたのが農業。
私は、学生時代ラグビー、アメフトの選手だったこともあり、
昔から食欲旺盛、食べるのが大好きです。
この手でうまい野菜をつくりたいと思ったのでした。
とは言え、まったくの未経験。
ネットで調べてみると、長野県にある「自然農法国際研究開発センター」という
住み込みの農業研修施設に出会いました。そこでの1年間は発見の連続。
農薬や化学肥料に頼らない野菜がこんなにうまいのか!と感激し、
苦手だったキュウリも食べられるようになったほどです。
毎日、自然と向き合い、作物の成長を喜ぶ暮らしが本当に楽しかったことを
ハッキリと覚えています。
その後、自然農法国際研究開発センターの研修を終了し、農地を探していたときに、
縁があって佐賀市三瀬の農地を紹介してもらいました。

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野菜に囲まれた生活から生まれるもの。

 
最初は、農地の草引きからスタートした農業も徐々に軌道に乗ってきました。
農薬や化学肥料を使わない農業は、雑草や虫との知恵くらべです。
種を撒いたらすぐに虫除けのシートをかぶせ、虫がつかないことを願います。
また畑がある三瀬村は自然豊かで色んな動物がいます。
そのため獣害対策も必須です。
1年目はそんな事も知らず、猪に畑の1つを全滅させられました。
田んぼだった頃はそんな事なかったそうですが。
猿は未だに対策がわからず、
スイートコーンの収穫期になると 毎日勝手に収穫して行きます。
毎年百本以上持って行くんだから、
そろそろ威嚇するのはやめてくれてもいいんじゃないかな。
土づくりには、もみ殻をいぶし焼きにして炭化させた自作のもみ殻くん炭を撒き、
土の中の微生物の働きを促します。
そうすると、作物の生育が良くなり、何よりもうまい野菜ができる。
食いしん坊の私が言うんだから間違いありません。
現在は、ナス、トマト、ニンジン、カブなど季節に応じて、
約60品目を栽培しています。
アパート暮らしなので、資材や収穫物が部屋に溢れていて、
四六時中、野菜に囲まれた生活を送っています。
足の踏み場もありませんが、この生活も悪くないですよ。
畑に立てば、自然と向き合う覚悟やおいしいものを作りたい!
というやる気が湧いてきます。
佐賀市内にある保育園の給食の材料として、
私の野菜を使用してもらっているのも、モチベーションのひとつです。
また、日々の日誌を付けたり、種や機械をネットで探したりするので、
有機農家にはパソコンは必須です。
山間部で生活しながらも、
これからも試行錯誤を続け、自分の有機農家のスタイルを確立させて、
本当に食べておいしい野菜をみなさんにもっと届けたいですね。
 
 

高原農園ほおずきホームページ

https://hoozukifarm.com

 



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